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節分における豆まきの意味とその由来 [2月のイベント]

節分における豆まきは魔を払うという意味があったと考えられています。 邪気という考え方があって、この邪気が入ってくると、人に様々な災いをもたらすことになると考えられていたのがその由来というわけです。
そして、その邪気を具現化したものが鬼という存在で、これが来ると様々な病気にかかったりするというように考えられたというわけです。そして、その邪気を払う儀式を季節の変わり目に行っていたことから、節分という言葉が出来上がりました。 節分という言葉は季節を分ける大切な日だと言えます。
今でいうところの節分は、昔の暦で言うと大晦日のような時であったので、一年で最も大切な時にあたるということで、この時に邪気を払って、新年には良い事が訪れるようにという意味が込められています。 この時に豆を使用するのは、豆には大きな力が宿るとされていたからです。
具体的には邪気を追い出すことが出来るものと考えられていました。
豆は昔から様々な儀式に使用されていて、お米に次いで力があるという様に考えられたていました。 お米も人に欠かす事が出来ない穀物ということになりますが、豆も同じように欠かす事が出来ないものであったという事と、早く成長するということから、神聖な力が宿ると考えられたのでしょう。
何しろお米にしろ、豆にしろ自然に放っておけば芽が出て大きく成長して大きな実りを与えてくれるという事になるわけですから、その原理が分からない昔の人からすれば、これには神聖な力が宿るというように考えられたのも無理はありません。
その力でもって、邪気という目には見えない存在を払う事が出来るというように考えたのも無理からぬことでしょう。
この豆まきには炒ったものが使用されます。というのは邪気を払った豆から芽が出てくるという事は不吉だとされたので、炒った芽が出でこないものを使用するという事をしていたわけです。ですから、 豆は前日に用意をしておいて、神棚に供え、当日に炒っておいて、それを夜に使用して豆まきを行うというのが一般的です。
夜に豆まきをするのは、鬼は夜にやってくると考えらていたからで、その鬼に対して豆を投げることで、鬼を外に追い出すと考えられていました。以来、夜にする儀式として定着しています。

タグ:節分 豆まき
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